パニック障害を克服しよう!(パニック障害の症状・原因・治療法等)

スポンサードリンク

催眠療法とはどんなことをするのかA

実際に、カウントダウンが進むにつれ僕の意識も段々と薄れていき、電車の中でウトウトするような、気持ちのよい状態になっていきました。

「にぃ〜・・・ いちぃ〜・・・ ぜろぉ〜・・・」

「さぁ・・・ これであなたの心と体は完全にリラックスした状態になったよ〜」

「あなたは、これからどんどん開放的な気分になっていくよ〜」

「何にも囚われることのない、自由な心を持てるようになるからね」

「今まで苦手で出来なかったことも、好きなように出来るようになるよ〜」

「あなたは、自由な心を持っていた子供の頃のように、どんどん自由な心を取り戻していくよ〜」

こういったポジティブなことや自分がなりたいと思い描いている姿を、言い回しや表現を変えて何度も何度も、ゆっくりと丁寧に語りかけてくれます。

僕が一番にお願いしていた「性格矯正」を、このあたりでやってくれていたようです。
小さなことでクヨクヨせず、ちょっとしたことで不安にならないような「良い意味での鈍感さ」を身につけるために。

あと、語りかけが段々と敬語ではなくなっていったのもポイントかもしれません。

最初は「あ、段々と敬語じゃなくなっていった。 タメ口にした方が親しみが出て、自分の中に入って来やすくなるからなのかな?」とかいろいろ考えてしまいましたが、「ダメだ、集中しよう。 余計なこと考えちゃダメだ。」と雑念を払いのけるように頑張りました。

催眠開始から20分ほど経ったところで、今度はより具体的な暗示が行なわれました。

事前の問診にて、僕が一番にお願いしておいたのが「性格矯正」でしたが、実はあともう一つお願いしていました。

それは、「長距離移動」についてです。

僕は、今でも長距離移動が苦手です。
旅行へ行く時も、電車や車で片道3時間、といった距離になってくると、出発前からかなり憂鬱になります。
場合によっては、抗不安薬を飲まないと耐えられないくらい。

無理に我慢するよりは、抗不安薬を使って楽になり、移動時間も楽しんで過ごせる方がよいだろう、と思ってついつい飲んでしまいます。

旅行自体は好きなのですが、移動が憂鬱すぎてあまり旅行に行けないという状態なので、これを解消できたらいいなぁ、と思っていたのです。

なのでここからは、旅行に対しての具体的な暗示が始まりました。
イメージトレーニングに近い感じです。

「電車の中で、おいしい駅弁を食べながら、車窓から見える新鮮な景色があなたを迎えてくれているよ。」

「ほら、移動中は、旅先のおいしい食事や綺麗な景色が楽しみで、ワクワクドキドキしちゃうよね。」

「長い時間かけて移動して、やっと着いた旅館。 ああ、楽しみ。」

こういった、旅行が持つ独特のワクワク感、着いた時の喜び、旅行先でのおいしい食事や綺麗な景色などについていろいろな言葉で表現してくれて、旅行に対する苦手意識の除去に努めてくれます。

僕も、うつらうつらとしながら、うすぼんやりと言われた光景を想像します。

初日ということでまだ少し緊張があったのか、はっきりとはイメージできませんでしたが、なんとなく心が落ち着く感じがしたのを覚えています。

あと、こんな感じのことも言ってくれました。

「ほら、家族と一緒に電車に乗っている姿を想像してごらん? 楽しく会話しているうちに、あっという間に時間が経ってしまうね〜」

これも、事前の問診で「嫁や子と喋っている間は楽しくて時間を忘れる」と僕がぽろっと喋ったことを生かしての語りかけでした。
何気なく喋ったこともちゃんと拾ってくれているのだな、と思えた部分でした。

こうして、移動に対してポジティブなイメージを徐々にすり込んでいこうとしてくれるKさん。
じっくり聞いているうちに、いつの間にか1時間近く経っていました。

するとKさんは、今までの静かな静かな声から、やや大きな声へと変わり、

「さぁ、ではあなたは、今から段々と意識が戻ってきますよ〜 段々と手足に力が入ってくる〜」

覚醒のための語りかけへと移行していきました。

「では今から、3つ数えますよ〜 数え終わった時には、あなたの意識はすっかりと覚め、体も心もと〜っても軽くなっています。 いきますよ〜 さん・・・ にぃ・・・ いち・・・・・・ はい、覚めた!」

Kさんはここでパチンと手を叩き、僕もついパッと目を開きます。

「はい、お疲れさまでした。 以上で、今日の催眠は終わりになりますので。」

Kさんはニコリと笑いながら、そう言いました。

この後、初めて催眠を受けてみてどうだったか、素直に催眠に入れたか、言われた通りイメージできたか、今の意識状態はどうかなどを聞かれました。

僕は素直に、「まだよくわからないけど、なんとなく落ち着いた気分にはなりました」と伝えました。
Kさんは、「今日が初日ですから、最初はなんとなくでもイメージできれば大丈夫ですよ。」と言ってくれました。

そのまま僕が言葉を続けます。

「あと、途中で雑念が入っちゃったりして、集中できない時も結構あったんですけど・・・」

「大丈夫ですよ。 最初はみんなそんな感じです。 いきなり出来る人の方が少ないですから。」

そうなのか、とやや安心したところでこの日は終了。
来週の予約を取り、Kさんに挨拶をして帰りました。

こうして、僕の催眠初日が終了しました。



【 次へ 】

【 管理人の催眠療法体験記 メニューへ 】

【 管理人の『腸内フローラ改善記』更新中 】

【 トップページへ 】