ウイルス性のイボかウオノメか分からなかったので皮膚科へ行った結果【液体窒素での凍結治療の激痛・痛みの無い治療法・自然治癒するか等】

ウイルス性のイボ 健康・体の事全般

魚の目と非常に間違えやすい、ウイルス性のイボ

実際に僕も、足の裏にできたイボを長年魚の目(医療用語では『慧眼』)だと思っていてスピール膏などで自己治療していたのですが、一向に良くなりませんでした。

さらについ先月、右手の親指にまでイボが。。。
ちなみに、皮膚科に行く前までは「手にも魚の目ができちゃったのか・・・」と思っていました。
まさかイボだとは思わなかったので。

足の裏ならばまだしも、手の指にボコっと何かが出来ているのはカッコ悪い。
そう思い、なんとなく皮膚科へ行って診てもらったところ、

「手の方も足裏の方もウイルス性のイボですね。 魚の目とは全く違います。 うつるので、早めに治した方がいいですね。」

と言われ、大ショックを受けました・・・

手の方はまだしも、長年自己治療をしながら頑張ってきた足裏の方までイボだったとは・・・
ここまでの苦労は一体・・・

 

ということで、自分が長年患って苦労したということもあり、ウイルス性のイボについてかなり詳しく調べました。

今現在も皮膚科に治療に通っているので、その治療過程も含めつつ、ウイルス性のイボとはどういうものなのか、なぜ感染するのか、激痛の伴う液体窒素以外の治療方法もあるのか、どれくらいで治るのか、などなどについて記していきたいと思います。

ウイルス性のイボとは何なのか?

妙に怖い響きですが、そもそも『ウイルス性のイボ』とは一体何なのか?

皮膚科界の権威である『日本皮膚科学会』の公式サイトと、皮膚科医さんの公式サイトから引用してみます。

イボは、ヒト乳頭腫ウイルスと言うウイルスの一種が皮膚に感染してできます。

~中略~

皮膚は表面の方から順番に、表皮、真皮および皮下組織と呼ばれる3つの層からできています。
表皮は角化細胞とよばれる細胞が何層にも重なってできているのですが、その一番外側にあるのが角質層です。
深くなるに従って顆粒層、有棘層と名前を変え、一番深い層が基底層です。

皮膚はこのように何層にもなって、免疫の働きなどとも力を合わせて、私達を外界の有害刺激やウイルスや細菌感染などから守っています。

イボのウイルスも正常の健康な皮膚には感染できない(と考えられている)のですが、小さな傷などがあるとそこから皮膚に入り込んで、基底層にある細胞(基底細胞と呼ばれます)に感染してイボをつくると考えられています。

■引用 : イボとミズイボ、ウオノメとタコ─どう違うのですか?─ Q11 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

ウイルス性イボについて

イボは、皮膚表面の小さな傷からヒト乳頭腫ウイルスが侵入して皮膚の細胞に感染しておこる病気です。
人から人へ、また自分の皮膚の別の場所にうつります。

■引用 : ウイルス性疣贅(イボ)|疾患について|こばやし皮膚科クリニック

いぼのウイルスは正常の健康な皮膚には感染できず、小さな傷などがあるとそこから感染していぼ(疣贅)をつくると考えられています。

外傷を受けることの多い手足や肘膝、手荒れや髭剃りあとなどの肌荒れに対するスキンケア、アトピー性皮膚炎など基礎疾患の治療を通していぼのできにくい皮膚の環境づくりをすることが予防として大切です。

■引用 : ウイルス性いぼ(尋常性疣贅など) – 神保町駅前皮膚科

このように、通常の状態ならば感染することのない『ヒト乳頭腫ウイルス』という厄介な存在が、ちょっとした傷口や免疫の低下などを狙って侵入してくることで感染してしまう皮膚病、それがウイルス性のイボです。

確かに、僕は足裏のイボを8年ほど前から患っていました。
しかし特にどこの箇所にも飛び火することなく、長年右足の親指の付け根の一か所だけに留まっていたんですよね。
このことからも、普通はそう滅多に広がっていくものではないのでしょう。

しかし、、、

■このウイルスに弱い体質の方

■アトピーを持っている方

■持病などの関係で免疫の低い方

■その他皮膚関連の疾患がある方

こういった場合は、どんどん自己感染していき体の様々な部位にウイルスが広がってしまう可能性があるので要注意です。
いろいろな皮膚科医さんの公式サイトを見ましたが、かなりウイルスに侵食されてイボが悪化している患者さんの画像も見受けられたので。

なお、特に皮膚や免疫に問題ないからと油断するのも良くありません。
今回の僕のように、約8年間何もなかったのに、ここ最近になって右手の親指に違和感を感じ始め、皮膚科で診てもらったら「イボです」と容赦なく宣告されることもあるのですから・・・

肉眼ではわからないようなちょっとした傷や、見えないストレスなどによる免疫の低下など、何気ない要因から感染に繋がってしまうこともあるのだと思います。

 

こうした皮膚の異常を見つけたら、早めに皮膚科を訪れるべきでしょう。
僕も、もっと早く行っておけばよかったとかなり後悔しています。。。

 

余談ですが、『ウイルス性のイボ』という呼び方はあくまで通称。
正式名称は『ウイルス性疣贅(ういるすせいゆうぜい)』となります。

イボは、医学的には『疣贅(ゆうぜい)』という言うらしいですね。
妙に難しく、なんだか怖い響きの漢字です・・・

『ウイルス性のイボ』と『魚の目』の違い

僕が皮膚科へ行くのが遅くなった理由。
その第一の理由は、「魚の目だと勘違いしていたから」、これに尽きます。

魚の目だと思い込んでいた理由は、当時ボクシングにハマっていたから。
元からボクシングが好きだったのですが、30歳を超えたあたりでようやく時間的&経済的に少々余裕ができたので、満を持してボクシングジムに通い始めました。
健康維持も兼ねて。

やや激しいとはいえ、ボクシングはリズム運動。
リズム運動によってセロトニンも増えていき、パニック障害克服にも良い作用があるだろうとも思っていました。

 

こうして始めたボクシングですが、右利きである僕の場合、右足の親指の付け根あたりの皮膚を非常に酷使します。

ボクシングは、全身を使った回転力からパンチ力を生み出すスポーツ。
そのスタートとなるのが足の親指の付け根。
ここにかなりの負担がかかるため、魚の目になってしまうことが多いのです。

しかし僕は、魚の目なんてうつるものでもないし、いざ我慢できなくなったら市販薬で治せばいいや」とナメていました。

そして、いざ魚の目(だと思っていたイボ)を市販薬で治しにかかったものの、一向に良くならない・・・
うんざりして治療をやめ、また気が向いた時に市販薬を買ってきて治療をしようとする。
こんな生活が約8年続きました。

そして、今回初めて皮膚科に行った事で、自己治療の内容が大間違いだったことに気付かされました。

実際はウイルス性のイボだったことに加え、魚の目だと勘違いして市販薬での自己治療を続けると、返ってイボが悪化してしまうこともあるのだそうです。

ラッキーなことに、僕は悪化とまではいかず、現状維持でした。
しかし、まかり間違っていれば更なるイボの拡大に繋がっていたかもしれなかったわけで・・・

 

そして見分け方なのですが、『ウイルス性のイボ』『魚の目』はパッと見ではかなり似ており、素人では非常に判断しづらいです。

僕もこの罠にハマり、長年魚の目だと勘違いしてしまっていましたから。

特に足裏に出来やすい『足底疣贅(そくていゆうぜい)』と呼ばれるイボは、魚の目とそっくりなため見分けることは困難。

このように、素人がウイルス性のイボと魚の目の違いを見分けることはかなり難しいです。
初期の状態であれば尚更。

 

再度のご登場となる、皮膚科界の権威である『日本皮膚科学会』によると、

ウオノメは、通常大人の足の裏や趾(ゆび)などにできる、直径5~7mm程の硬い皮膚病変で、歩行や圧迫により激しい痛みを伴うのが特徴です。

~中略~

さて、何らかの理由で、一定部位に繰り返し異常な圧迫刺激が加わると、角質が厚く芯のようになり、真皮に向かって楔状に食い込んで行く場合があります。
こうしてできたのが魚や鶏の眼のように見えるウオノメです。

足の裏にできるイボは特に足底疣贅と呼ばれますが、皮膚の中にめり込んでいることが多いので、小さいものではウオノメと区別がつきにくい時があります。

■引用 : イボとミズイボ、ウオノメとタコ─どう違うのですか?─ Q11 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

と、ここでも「違いが分かりにくい」ということが指摘されています。
ここは、プロである皮膚科医に診断を任せるのがベストでしょう。

なので、素人が個人で判断しようとしない方がいいです。

 

一応、以下のような違いはあります。

 

≪『ウイルス性疣贅(イボ)』と『ウオノメ』の違い≫

■ウイルス性疣贅の場合は、よく見ると黒い点々がある

■皮膚の盛り上がり方

■痛み方

 

しかし前述の通り、その違いは微々たるものであることも多いです。
ウオノメより痛いイボもあるし、その逆もあります。

繰り返しになりますが、無駄に長引かせたり間違った自己治療をしないためにも、素人判断をせずに早めに皮膚科を受診することをお勧めします。

感染する部位(手足・顔・陰部)

ウイルス性のイボはどんな場所にできるのか?

尋常性疣贅を引き起こすヒト乳頭腫ウイルス(Human Papilloma Virus : HPV)には、ウイルスを構成するDNAの違いにより多くの異なる型(遺伝子型)があります。

現在までに150種類以上もの型が発見されていますが、ウイルス検出法の進歩により、その数は1300~1500種類との予想されています。

この遺伝子型の違いにより、感染しやすい場所(発症部位)やイボの種類(外見)が異なります。

■引用 : 尋常性疣贅 – 横浜山下町『田島クリニック』

このように、一口に『ウイルス性』と言っても、どの遺伝子型のウイルスに感染したかによって、感染しやすい場所が異なります。

手足のイボ

ウイルス性のイボで最も多い『尋常性疣贅』ができやすいは『手足』
こちらは、足から手・手から足へと感染する可能性があります。

一見傷などがないように見えても、わからないほど細かいレベルで傷があったりする可能性もあるので、足のイボを手でグリグリ触ったりするのはやめておくべき。
僕はまさにこのパターンを辿り、右足から右手の親指にうつってしまったので・・・

顔のイボ

にできるイボは、『扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)』・『糸状疣贅(いとじょうゆうぜい)』と呼ばれるもの。

手足のものとはウイルスの遺伝子型が異なる為、手足から顔には感染しないとされています。
今通院している皮膚科医からも直接聞いたので、まず問題ないでしょう。

なので、顔を洗ったり痒いところを掻いたりする時に必要以上に気にすることはないのかなと。

陰部のイボ

陰部(陰茎・肛門・外陰部など)にできるイボは、『尖圭コンジローマ』と言い、性行為からのみ感染します。
粘膜型のイボであり、手足などの皮膚型のイボから感染することはありません。

男性の場合、排せつの際に陰茎を指で触ることがありますが、指にイボがあろうとそこから陰部に感染することはないので心配無用です。

放っておいても自然治癒するのか?

ウイルス性のイボに感染してしまった誰しもが願う事。

それは、

「いつの間にか自然治癒してくれることはないのか?」

これです。

 

ちなみに、僕の通う皮膚科では「ウイルス性のイボが自然治癒することはない」とはっきり言われました。
同じ悩みを持つ知人が別の皮膚科へ行った時も、やはり同様の事を言われたようです。

しかし皮膚科医さんたちの公式サイトや公式見解を見ていくと、以下のような意見が散見されました。

イボはウイルスの病気なので、免疫がつくと自然に治ります。

自然に治るのを待つこともできますが、増えたり、大きくなって痛くなる場合には治療を行います。

■引用 : ウイルス性疣贅(イボ)|疾患について|こばやし皮膚科クリニック

ウイルス性疣贅はヒトパピローマウイルスの感染症

いぼ、ウイルス性疣贅はヒトパピローマウイルス(以下HPVと略します)の感染症です。
HPVはヒトに感染する代表的なDNA腫瘍ウイルスで、現在300程度の方があるといわれています。

~中略~

いぼの多くは自然に治ります。
24~28週で24%が自然治癒したという報告があります。
自然に治るのは、宿主側の免疫反応、特に細胞性免疫と考えられていますが、体にインパクトの少ないウイルスなので、免疫反応が起きるかどうかの個人差が大きいのです。

■引用 : 「第81回日本皮膚科学会東京支部学術大会③ 教育講演2 難治性ウイルス性疣贅の治療」

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)といわれるものがあります。
これは、水いぼと同じように、子供に多い病気で、足の裏にできると、魚の目やタコによく間違われます。

ヒト乳頭腫ウイルスという病原菌が、皮膚の細胞(表皮細胞)に感染して起きる病気で、自然治癒もよく見られますが、どんどん増えてしまうことあり、対応に苦慮します。

~中略~

最初に述べましたが、このいぼは、自然治癒がよく見られます。
これは、からだの免疫反応が、うまく働くと、インターフェロンという物質が、たくさんからだの中で作られ、いぼのウイルスを攻撃し、治してくれます。

■引用 : コラム|松戸の皮膚科なら高槻皮膚科医院|ウイルス性いぼ・水いぼ

尋常性疣贅じんじょうせいゆうぜいは、皮膚にヒトパピローマウイルスが感染して生じる「いぼ」のことを指します。
皮膚から盛り上がったゴツゴツとした病変であり、子どもの手の指や手のひら、膝の裏に生じることが多くみられます。

自身の免疫機能を頼りに自然治癒が期待できる病気ですが、自然治癒には数か月から年単位の時間を要することがあります。
また、皮膚症状が拡散して難治化することもあります。
治癒するまでの間は、他人に感染を広げるリスクを伴うため、早期に治療したほうがよい病気です。

■引用 : 尋常性疣贅について | メディカルノート

およそ約3分の1から、3分の2の人では治療をしなくても自然に治るが、何年もかかることがある。

■引用 : 足底疣贅 – Wikipedia

他にも、「放っておいても自然治癒することもある」という見解も多かったです。

もちろん、素人が好き勝手にサイトや掲示板で語っている内容ではなく、『皮膚科医による公式サイト』『皮膚科学会などでの意見』として書かれているものです。

・・・まあ、最後の引用は、みんな大好きウィキペディアからですが。。。

 

しかし、僕が通う皮膚科のように、「自然治癒はしない」と明言している皮膚科医もそれなりに存在しました。
そういった意見もネット上から引用してみると、、、

人から人へ直接感染し,手や足にまるでタコの様に出来てきます。

放っておいて自然治癒するという事はないため,放置していると,他の場所や家族へ移してしまう・・・という事が起こってしまいます。

■引用 : いぼについて – ながと皮膚科クリニック

当院に通院される方でもっとも多い疾患のひとつに、尋常性疣贅といわれるウイルス性の疾患があります。
俗にイボといわれております。

全身各所に出現しますが、主として細かい傷が多く、よく色んなものと接触する手足に出ることが多いです。

自然治癒することは珍しく、20年以上飼っている方もおられます。

■引用 : 二条駅前ながみち皮膚科クリニック

このように「自然治癒はしない」と言っているのは、もしかしたら皮膚科医としてのポジショントークなのかもしれません。
皮膚科を受診させて儲けるための。

しかし、

■感染を広げない為
■体質的にイボが広がってしまう可能性もあるため

・・・といった理念を持って早期治療を勧めている可能性も高いです。

実際、僕が皮膚科医でも同じように説明すると思いますね。
自然治癒の可能性も充分あるとはいえ、いつ自然に治るかなどわからないし、もしかしたらどんどん悪化していく体質かもしれません。
なのに、「放っておいてもわりと治るので」という無責任な一言で済ませるのは、個人的にはどうかと思います。

そう考えると、保険の効く治療を早めに受けて早期に治してしまった方が良いに決まっています。

イボは見た目にも良くないし、人にうつす可能性があるし、自分の体の各部位にどんどん広がっていく可能性もあります。
それならば、治せるなら早めに治しておくに越したことはないですよね。

自覚症状のある大人のイボの自然治癒は難しい

自然治癒に関してですが、総じて子供の方が可能性が高く、大人になるほど期待できないとされています。

トータルで見ると、全体の1/3くらいの人は自然治癒に期待が持てるものの、下手すれば難治化してしまう可能性も充分にあります。

かつ、自然治癒までにはある程度の年月が必要になる上、ある程度イボが大きくなってしまったり、周りに広がって数が増えてしまったりした場合は、治療を余儀なくされます。

ちなみに上記の「1/3くらいは自然治癒に期待できる」という件ですが、これは、、、

【目に見えないような小さなウイルス性のイボがいつの間にか治っている】

という例も含めたもの。
よって、自覚症状があるほどのイボができてしまった場合の自然治癒率はもっと下がると考えるべき。

目に見えるくらい大きくなってから長年治らなかったり、かなりの大きさになってしまったりしたり、周囲に広がって数が増えてしまった場合などは、自然治癒についてはほとんど期待できないので、できる限り早く皮膚科を受診すべきです。

イボ治療の第1選択肢となるのは、激痛の伴う『液体窒素による凍結療法』

さて、ここからはいよいよ治療法について。

今のウイルス性のイボの治療法として、まず真っ先に候補として挙がるのが『液体窒素による凍結療法』
「超低温でイボを凍らせて壊死させる」というなかなか原始的な方法です。

しかしその治癒率は非常に高く、7~8割はこの方法で治るとされています。
実際に、以前僕の娘(6歳)がウイルス性のイボになったことがあり、その際に液体窒素での治療を受けたのですが、3回の受診で無事に治りました。

・・・今にして思うと、僕のイボがうつったのではないかと申し訳ない気持ちでいっぱいです。。。

なぜ申し訳ないと思ったか??

その答えは・・・・・・

液体窒素による凍結療法は、激痛が伴うから。。。

娘が治療から帰ってきた時、ボロボロ泣いていました・・・
液体窒素をスプレーで吹き付けられた時も激痛だし、それからしばらくしてもまだジンジン痛いし、と・・・

この時はまだ娘が幼稚園の年長だったこともあり、あの痛みに耐えられないのも無理はないです。

そう、『あの痛み』と言っている通り、僕も体験しました。
つい先々月の事です。

 

凍結療法の詳細は以下の通り。

通常、このいぼの治療は、液体窒素による凍結療法が多く行われています。

液体窒素というのは、空気の中に含まれている窒素とおなじですが、気体ではなく、液体の状態のものを指します。
液体の状態では、窒素は非常に温度が低いわけで、なんと-196℃です。

この液体窒素を綿棒で患部に染み込ませますと、いぼは瞬時に凍ってしまいます。
解凍した後、再び、塗布。
これを 数回繰り返します。
30年以上行われている安全確実な治療です。

しかし、非常に痛みを伴う治療であるということから、子供たちには、たいへん嫌われています。

■引用 : コラム|松戸の皮膚科なら高槻皮膚科医院|ウイルス性いぼ・水いぼ

冒頭で書きましたが、僕は『長年の足裏のイボ』『最近できた手の指のイボ』で受診しました。(繰り返しになりますが、受信前まではウオノメだと思っていました)

しかし、皮膚科医さんが僕の症状を見るなり「ウイルス性のイボですね」と即断。
僕の長年の素人判断が覆された瞬間です。

で、当然ながら治療の第1選択肢としてすぐに『液体窒素による凍結治療』が提案されました。

しかし、僕はすでに娘から聞いてしまっています。
「死ぬほど痛かった」と・・・
妻からも、「あんなに痛そうにする娘の姿は初めて見た」と・・・

調べたところ、大人でも我慢できずに治療を途中でやめてしまうことが多いほどの激痛とのこと。

極端にビビリな僕は、こんな話を聞いた上で液体窒素の治療など受けられるはずがありません。

ということで、ここはもう恥も外聞もなく、「済みません、痛いの苦手なので・・・」とヘタレ発言をして皮膚科医に泣きを入れました。

すると、

「わかりました。 それでは、足裏の方はイボが大きくなっているので傷みも強いでしょうから、手の指の方だけ液体窒素でやるのはどうでしょうか?」

こんな配慮のある一言をいただきました。

もちろん、全力で乗っかりました。
「是非それで!!」と。

僕のような弱者に迎合してくれる素晴らしき皮膚科医と出会えたと、思わず天を仰ぎたくなったくらい。。。

実際に液体窒素による治療を受けてみたところ・・・

手の指のイボは小さいので傷みがマシということで、観念して液体窒素による凍結療法を受けることにした僕。

するとおもむろに、スプレー缶を持ってくる皮膚科医。
どうやら、このスプレーの中に液体窒素が詰まっている模様。

そして、僕の右手の親指を目掛けていざスプレー噴射開始。

どんな傷みが来るのかとヒヤヒヤしていると・・・・・・

予想していた傷みが『10』だったとすると、実際の痛さは大体『7』くらいでした。
前評判がかなりのものだったこともあり、思っていたよりはマシだったというのが正直なところ。

とはいえ、指の一部を強引に凍らせて壊死させるという無理やりな方法ゆえ、そこそこ痛いです。
神経にくる鋭い痛み、という感じ。

小さいイボでこれだけ痛いという事は・・・
手の指のイボの3倍はあるであろう足裏のイボにこの液体窒素を噴射されたら・・・想像するだけで怖いです・・・

皮膚科医からも、

「手の指の小さいイボは大して痛くないだろうが、足裏にあるイボは結構大きいので相当痛いと思う。

という脅しを頂戴したほど。。。
医者が痛いというくらいだから、かなりのものなのでしょう・・・
絶対に避けたい。

 

なお、液体窒素を使った凍結療法を受けた一週間後
右手の親指はこんな感じになりました。

指のイボ

やや黒くなってきています。
イボが壊死を起こしているのでしょう。
効果が出ている証ですね。

この治療を、イボが完全に消えるまで1~2週間に一度のペースで行ないます。
これくらいの大きさだと、大体2~3回の治療で治るとのことでした。

無痛の塗り薬『モノクロロ酢酸』という手もある

さて、話は皮膚科受診時に戻ります。

そう、もう一つの『足裏の大きなイボ』がまだ解決していません。

どちらかというとこちらの方が問題。
患っている年数も8年と長く、大きさも1cmほどなかなか大きいのです。

大きいがゆえに、前述の通り液体窒素での凍結療法をやるとなるとかなりの痛みが伴うらしく。
液体窒素での療法は、患部が大きく根深いほど傷みが増幅するので・・・

手の指の小さなイボでも充分痛かったのに、その3倍はある足裏のイボに液体窒素を吹き付ける勇気などとても湧いてきません。

そこで、「なんとか痛くない方法はないでしょうか・・・?」と皮膚科医に泣きついた僕。

すると、「やれやれ・・・」と思ってくれたのか、塗り薬による治療を提案してくれました。
『モノクロロ酢酸』という劇薬を塗布することで、無痛での治療が可能とのこと。

 

ここで、誰しもが思うでしょう。

「そんな方法があるなら、わざわざ激痛が伴う液体窒素なんて使わなければいいのでは?」と。

もちろん、僕も思いました。
思ったのでその皮膚科医に聞いてみました。

その結果。

 

≪皮膚科医がモノクロロ酢酸(塗り薬)を推奨しなかった理由

■保険が使えない(1,000円程度かかる)

■劇薬のため、塗った後2時間は水に濡らしたりどこかに触れたりしないようにする必要がある

■効く人と効かない人がいる

■効いたとしても、液体窒素より治療期間が長くなる

 

これらの理由から、その皮膚科医は積極的にはモノクロロ酢酸による治療を勧めないとのことでした。

ですが、僕はめげませんでした。
・・・めげない、というのをこの場面で使うのが適切かどうかはわかりませんが、とにかく無痛にこだわり抜きました。
医者から「激痛ですよ」なんていう宣告を受けた上で行われる液体窒素の治療だけは、どうにかして避けたかったのです。

ということで、とりあえずモノクロロ酢酸を試してもらうことに。

塗ってもらったところ、確かに全く傷みがないし、その後もピクリとも痛くありませんでした。

 

そしてこの塗り薬ですが・・・

結果から言うと、僕の場合は効きました。

2週間後に再び皮膚科医に見せに行ったところ、「効いてますね」ということでこの治療方法を継続することになったのです。
めでたしめでたし!

・・・まあ、まだ2回目の受診なので、もう少し通った結果「やっぱりあまり効果がないので液体窒素に切り替えましょう」というご無体な宣告をされる可能性はありますが・・・

 

P.S
「モノクロロ酢酸は無痛」と書きましたが、それは最初の段階の話で、治療が進んで段々イボがはがれてくるとやや痛むようになってきます・・・
皮膚が薄くなる分、健康な皮膚まで攻撃されてしまうからかもしれません。

治療方法一覧

それでは、ウイルス性イボについて実際に僕が体験した2つの治療法に加え、その他のものについても紹介してみようと思います。

以下にある治療法が、イボ治療として存在するほぼすべての方法となります。

①液体窒素による凍結療法

最もスタンダードな治療法。
30年以上前から行われている実績ある治療法で、治癒率も高いです。
イボ治療のために皮膚科へ行くと、まずこの治療方法が勧められます。

1~2週間に一度、スプレーや綿棒など何かしらの方法で患部に液体窒素を染み込ませ、壊死させるというパワープレイな治療法。

しかし、激痛が伴う為継続するのが非常に苦痛。
耐え切れずに通わなくなってしまう人も多いようです。

②塗り薬『モノクロロ酢酸』

1~2週間に一度皮膚科を受診し、患部にモノクロロ酢酸という薬を塗ってもらうだけ。
傷みは全くなく、処置の頻度も液体窒素と変わらない為、一見良いことずくめに思えますが・・・

「保険が効かない」・「効く人と効かない人がいる」・「治療が長引きやすい」などのデメリットも存在します。

早く直したいならば液体窒素、僕のようにどうしても激痛が嫌だという場合はモノクロロ酢酸、というように使い分けるとよいでしょう。

なお治療の後半では、やや痛みが出るようになることもあります。

③炭酸ガスレーザー

これは、「いろいろな治療を試してみたものの効果がない」といった場合に、最後の手段として使用される治療法。

まず、局所麻酔をしてから炭酸ガスレーザーで患部を強引に焼き切る
その後、専用の外用薬を塗りつつ皮膚が再生するのを待つ。
これが治療過程です。

炭酸ガスレーザー治療のメリットとしては、イボ自体を完全に焼き切ってしまうので、100%確実にイボが取れること。
しかしその代償として、局所麻酔をしなければならない上、結構がっつりと皮膚をはぎ取られるので出血にも注意が必要となります。
もはや、ちょっとした手術ですね。

なので、いきなりこの治療をする皮膚科医はいないですし、患者がお願いしてもそう簡単にはやってくれない場合が多いです。

④漢方薬『ヨクイニン』

ヨクイニンとは、ハトムギから抽出されたエキスを成分とする漢方薬のこと。
これを飲むことでイボに対する免疫を活性化させ、イボ消失に役立つとされています。

しかし、ヨクイニンを飲むだけでは効果として弱く、他の治療と並行して使われることが多い模様。

ただ飲むだけでイボが治るなら誰でもヨクイニンを選択したくなりますが・・・
そうそううまい話はないですね。

⑤消毒液『グルタールアルデヒド』

本来は医療器具の消毒液であり、皮膚につけるものではない『グルタールアルデヒド』
しかし、この消毒液を使用しての治療法も存在します。

メリットは、無痛であることと、自宅で患者自身が行なえること。
痛くもなく、皮膚科へ通うこともなく、というのはありがたいですよね。

しかし、もちろんデメリットもあります。

本来皮膚に使うものではない為、自宅で誤って使ってしまわないよう細心の注意が必要なことや、モノクロロ酢酸での治療同様に治療期間が長めになる傾向があることがマイナスポイント。

なお治療方法は、市販の綿棒にグルタールアルデヒドを染み込ませ、その綿棒を患部に押し付ける。
これを一日4~5回ほど行なう。
・・・という形。

数週間から数か月この治療を繰り返し、かさぶたになって剥がれれば治療完了です。

⑥尿素軟膏療法

その名の通り、尿素軟膏を一日に数回塗布する治療法。
傷みも無い上に通院などの負担もないですが、効果については個人差が大きいようです。

こちらもヨクイニンと同様、他の治療法と並行して行う場合が多いです。

⑦その他(フェノール外用・ビタミンD3軟膏外用・サリチル酸外用)

尿素軟膏以外にも、フェノール・ビタミンD3軟膏・サリチル酸など様々な外用薬があります。

皮膚科医が、治療経過を見つつ使う薬を変えたり、何かと組み合わせたり、という形で使用されるのが一般的

効果としてはどれも似たようなもので、「ウイルス性のイボを消失させる作用がある」というもの。

しかし、ウイルスの遺伝子型や個人個人の体質や免疫、患っている年数などによって、どの薬がどのように効果があるのかは千差万別。
実際に使っていきながら、自分のイボに効果があるのかどうかを見ていく必要があります。

大きなイボとの闘いは基本的に長期戦

以上、ウイルス性疣贅の治療法として現在行われているほとんどのものを列挙してみました。

基本的には凍結療法、それが駄目なら違う治療法を組み合わせながら効果のあるものを探していく、という流れになります。

どの治療法が効くかは人それぞれバラバラで、やっと自分に効果のある治療法に出会ったとしても、そこからの治療期間も長引く可能性が高いです。
もちろんあっさり治る人もいますが、思わぬ長期戦に持ち込まれる可能性も・・・

僕もこれからどうなるかはわからないですが、しばらくは、

 

■右手親指の小さなイボには液体窒素での凍結療法

■右足親指付け根の大きなイボには塗り薬『モノクロロ酢酸』

■自宅では、ウイルス性のイボに効果があるハトムギ茶を毎日飲む

 

この形で治療を進めていこうと思っています。
進展があれば、この記事にどんどん追記していく予定。

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■ 追記① ■

指のイボ

治療開始から約3週間後、黒くなっていた部分がポロっと取れて、上記画像のように綺麗な肌色となってくれました!

しかし、中心部分にはまだ芯のようなものがあるように思えます・・・

不安になったので、一応今日皮膚科に行ってみたところ・・・

皮膚科医 「ほとんど治ってますが、まだ微妙に芯が残ってますね・・・ これで最後になると思うので、痛いと思いますが液体窒素、いっちゃいましょう!」

・・・ということで、ジュッとやられてきました。。。

まあ、ここからまた再発するより、念には念を入れて潰しておく方がいいので悔いはなし。
この程度の大きさならば、傷みもそこまでではないので。

なお足の方は・・・
相変わらず気長にモノクロロ酢酸での治療が続いていますが、治療も後半になってきて、痛みが出るようになってきました。。。
薬が染みるっ・・・

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