【催眠療法体験記③】信頼できる催眠療法士の探し方

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催眠療法を受ける際に、絶対に心掛けておかないといけないことがあります。

それは、「催眠者(=催眠療法を行なう人)のことを信頼すること」

催眠には、大きく分けて『他者催眠』『自己催眠』の2つがあります。
しかし、どちらも結局「自己催眠」なのです。

どういうことかと言いますと、、、

以下、当ブログの他記事から引用します。

例えば、「あなたの腕は段々と重たくなる・・・・」という催眠をかけられ、実際に重たくなったとします。

しかしこれは、他人の言葉で腕が重たくなったわけではありません。

他人が放った「だんだん腕が重たくなる」という言葉を受け、「ああ、自分はだんだんと腕が重たくなるんだ」と自分自身で自己暗示(自己催眠)をかけ、自然と腕から力が抜けていき、結果腕が重たくなったように感じるのです。

ですので、パニック障害治療のための催眠の際も、パニック発作に対する恐怖を取り除く催眠が行なわれた時に催眠者の言葉を信用できなければ、治療のための自己催眠をかけることもできません。

「こいつは何を言ってるんだ?」とか、変に冷静に催眠者の言葉を否定してしまったりすると全く効果が得られないのです。

よく「催眠にかかりにくい人」という言われ方をしますが、言い換えれば、他人をあまり信用しない人ということにもなります。

このように、催眠者のことを信頼し、その言葉を自分の中でしっかりと反芻しなければ、自己暗示(自己催眠)はかけられません。

そのため、自分が信頼できる催眠者を探す必要があるのです。

では、どのようにして自分が信頼を置ける催眠療法士を探せばいいのか?
そのあたりについて、僕の実体験も踏まえつつ解説していきます。

持っている資格や経歴を確認する

『臨床心理士』の資格に注目

まず最低条件として、『臨床心理士』の資格を持っている人を探すべきでしょう。

臨床心理士という資格は国家資格であり、一朝一夕で取れる資格ではありません。
まず、受験資格を得ること自体大変なのですから。

〈主な受験資格〉
●指定大学院(1種・2種)を修了し、所定の条件を充足している者
●臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者
●諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴があり、修了後の日本国内における心理臨床経験2年以上を有する者
●医師免許取得者で、取得後、心理臨床経験2年以上を有する者  など

■引用 : 受験資格 | 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会

上記の受験資格を満たし、そこから臨床心理士資格を得るための国家試験に合格した人のみが名乗れる資格です。

なので、臨床心理士の資格を持っている時点で「心理について一定以上の知識と技術を持っている人」だと言えるでしょう。

最近は、病院でも診療所でもサイトやブログを持っていることがほとんど。
そこに保有資格や経歴について載っているはずなので、よくチェックしてください。

海外の資格は安易に信用しない

ズブの素人が勝手に「催眠療法士」を名乗って開業していることも多い業界なので、適当な探し方をするのは厳禁です。

特に、「すぐに治ります!」みたいな甘い言葉を並べているところや、海外のよくわからない資格をアピールしているところは要注意。

海外のなんだか小難しい名前の資格の中には、数時間のセミナーを受けたり、何日間かの講座に通ったりすれば無条件でもらえるような資格であることも多いので、あまり信用できません。

もちろん、海外の資格でも信用が置けるものもあるでしょうが、怪しいものも多いので注意が必要です。

『認定催眠士』の資格があればなお良し

また、『認定催眠士(当時の名前は「催眠技能士」)』という資格を持っている場合はさらに信用できます。

認定催眠士の資格は臨床心理士よりも認定基準が厳しく、より催眠についての知識・技術があるという証明になります。
認定催眠士の資格を持っているかどうかについても、判断に加えてみてもよいでしょう。

ちなみに僕が通った催眠療法士さんは、臨床心理士の資格はありましたが、認定催眠士の資格はありませんでした。
でも、催眠療法の内容にはなんの不満もなく、1年通い終わった今でも「この人にしてよかった」と思っています。

必ずしも資格だけで選ぶわけではなく、あくまで判断材料の一つとして利用する、という感じです。

人柄や雰囲気も重要

催眠療法士が持つ人柄や雰囲気。
これも非常に重要です。

どれだけ心理や催眠について深い知識・技術があろうとも、人として苦手なタイプだったり相性が悪かったりすると、効果も薄れてしまいます。

「なんかこの人高圧的だな・・・」
「言葉づかいがあんまり好きじゃないな・・・」

など、許せないポイント・引っ掛かるポイントというのは人それぞれ違うと思います。

催眠者を選ぶ場合、それを我慢して飲み込む必要はありません。
ここは、存分に好き嫌いを出して良いところなのです。

学校や職場じゃないのですから、生理的に無理な人や相性が合わなそうな人に無理に合わせる必要は全くないのです。
心を治しに来ているのですから、心に素直にならないと意味がありません。

 

ですので、まずは持っている資格や経歴から判断して選抜し、その後実際に会って話してみてから決めるべき。

最初に面談のようなものがあるので、ここでじっくり話してみて、「この人なら信用できる!」と思ったらそこで初めて決定する、という形で進めるのがベストでしょう。

面談を終えた後、「次の予約をいつにするか?」と聞かれるかもしれませんが、話をしている中でもし「この人ちょっと違うかも・・・」と思ったら、「次の予約日は後日連絡します」と伝えて一旦帰りましょう。
そして、「本当にこの人でいいのか?」とじっくり考えて、結論を出すべきです。

もちろん、断る時は遠慮せずに断って大丈夫です。
「よく考えたのですが、今回は見送らせてください。」と。
決して安い療法ではないので、遠慮している場合ではありません。

 

キャンセルする理由を聞かれた際に、素直に「相性が合わなそうだから」とか「なんかイヤな感じがしたから」というふうに伝えにくい人もいると思います。

その場合は、「よくよく検討してみたのですが、費用面でやや厳しいので」・「仕事や学校の都合上、定期的に通うのが難しそう」といった感じで無難に伝えれば、相手も納得するしかありませんので大丈夫です。

「ウソも方便」ということわざ通り、相手にも不快な思いをさせず、自分も断りやすくなるようなウソは必要だと思いますので。

とにかく、フィーリングの合う催眠療法士に出会えるまでは、根気よくいろいろな催眠療法士に会いに行き、妥協せず探すべきだと思います。

催眠療法が行われる場所

あと、意外に大事なのが「場所」です。

どんなに催眠の知識と技術があって、どんなに相性が合う人であっても、通うのが辛いような不便な場所に診療所があるならば、ちょっと考え物です。

催眠療法は、定期的にしっかりと通い続けることも重要なので、途中で面倒になってしまって中途半端にやめてしまうのが一番勿体ないのです。

 

まあ、これは人それぞれで、「移動が全く苦にならない」という人なら良いかもしれません。

ですが、パニック障害を患っている場合、長い移動が苦手な人も多いので、場所はかなり重要になってくるかなと思います。

移動が苦手な方の場合は、特に「通う場所」についても気を配り、自分がしっかりと通い続けられるか考えてから申し込むべきでしょう。

僕の場合は、自転車で15分程度の場所にある診療所を選びました。
これくらいの距離ならば、イヤになることなく通い続けられるかなと思ったので。

「催眠療法士の選び方」のまとめ

ということで、催眠療法士を選ぶポイントをまとめますと、、、

①信頼のおける資格を持っているか
(臨床心理士、認定催眠士など)

②人として信用できそうか、自分に合いそうか
(人柄や雰囲気など)

③催眠療法を受ける場所はどうか
(通い続けることができそうか)

という感じになります。

もし催眠療法を受ける場合は、是非この3点に注意して探してみてください。

 

納得のいく催眠療法士を探すのには時間がかかるかもしれませんが、「探すの面倒だし、ここでいいや」といった安易な決め方だけは絶対にしないようにしてください。

何しろ、かかる費用が半端じゃないのですから・・・

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