【催眠療法体験記④】人生初の催眠療法を体験!その感想は・・・

催眠療法 催眠療法

さて、ここからはいよいよ、僕の催眠療法体験談となります。

前置きが長くなってしまい済みません・・・
催眠療法士の探し方なども大事なことだったので。。。

ということで、無事に「この人だ!」という催眠療法士を見つけ、面談に行った時の話からスタートです。

まずは面談から

自分として納得のいく催眠療法士を探しだし、申し込みを済ませたら、まずは面談。
電話やメールなどで連絡を取って面談の申し込みをし、その催眠療法士さんと一対一で話し、

■今の自分がどういう状態か。
■どんなことで困っているのか。
■何がきっかけで困った状態となったのか。(トラウマがあるか。)
■催眠療法を受けて、自分が今後どうなりたいか。

などを伝えます。

ちなみに面談を申し込む際は、念のため、

「正式に申し込むかどうかはまだはっきりと決めていないが、とりあえず面談してみたい」

といったようなニュアンスで伝えるのが一番無難でしょう。
実際に面談してみないと、その催眠療法士さんがどんな人かわからないので。

実際に会ってみたら気が変わった、といったような場合でも対処できるように、最初は「まずは試しに面談してみたい」くらいの感じで行った方がよいです。
高額な療法なので、焦って申し込んだり、なんとなくで申し込んだりするようなことだけは避けなければなりません。

面談の際に、申し込みを急かされたり、無理に通わせようとするようなところは避けた方がよいかもしれません。
やはり、あまり良い感じはしませんよね。

心理系の治療をしようとしているのに、押し売り的な行為をするなど、人としてちょっとどうかと思います。

 

ちなみに僕の場合ですが、面談後すぐに正式に申し込みをしました。

実際に話してみて、「雰囲気や物腰が柔らかくて安心できる人だなぁ」と感じ、この人のところへなら長期間通えるだろう、と思ったので。
営業トークもありませんでしたし。

 

面談後の流れとしては、大体どこも同じようなパターンになると思うのですが、療法士さんによって細かい部分は違うと思います。

僕の場合は、面談終了後にそのまま軽い催眠体験を行ないました。
催眠状態がどういったものなのかを軽く体験してもらおう、ということらしいです。

催眠状態とは?

「催眠状態」というと、どこか不気味なイメージがあるかもしれません。

しかし実際には、そんなに特殊な状態ではありません。
一言で言ってしまえば、「軽くまどろんでいる状態」です。

つまり、半分意識がありつつ、とても気持ちの良い状態。
電車に乗っている時に、ついウトウトしてしまう時ってありますよね?
状態としては、あんな感じです。

寝ているわけではないけれど、起きてるわけでもない。
意識と無意識の間の状態が「催眠状態」です。

催眠状態を作り出す理由

では、なぜ催眠状態になる必要があるか?

まず、普段活動している状態のことを「覚醒状態」と言います。
覚醒状態の時は、常に意識でブロックされています。

入ってくる情報や言葉などが、自分が持つ「意識」というフィルターに一旦通された後、自分の中へ入って来るのです。
フィルターに引っ掛かったものは、当然自分の中へは入ってきません。

 

例えば、「自分は高いところが苦手だ」と思いこんでいる人がいるとします。

覚醒状態のこの人に、「いやいや、高いところは怖くないよ」と伝えたところで、全く通じませんよね?
「そんなこと言われても怖いんだ!」と言い返されて終わりです。

これは、その人に「高いところは怖い」という意識がインプットされていて、何を言おうとも意識にブロックされて言葉が届かないからです。

なので、覚醒状態の時にああだこうだ言葉をかけたところで、あまり効果はありません。

かといって、睡眠状態の時は無意識になりすぎていて言葉が届かないので、寝ている人にいろいろ言葉をかけても、こちらもあまり効果はありません。

なので、その中間である「催眠状態」こそが、最も言葉を素直に受け取りやすい状態ということになるのです。

そのため催眠療法では、意図的に催眠状態を作り出そうとするわけです。

 

催眠状態であれば、覚醒状態の時に活発に活動して言葉をブロックしていた「意識」というフィルターが薄くなります。
そして、「無意識」ほど言葉が届かない状態でもありません。

催眠状態の人に「高いところは怖くないよ」と繰り返し語りかけることで、今まで自分の中にあった「高いところは怖い」という意識が徐々に消えていき、「高いところは怖くない」という意識にすり替えられていきます。

これにより、最終的には高所恐怖症を克服できる、というわけです。

 

もちろん、すべての場合でこんなにうまくいくわけではありません。
「高いところが怖い」という意識が根強ければ、催眠状態の人に語りかけてみたところでなかなか意識がすり替わらないこともあるでしょう。

恐怖感が根強ければ根強いほど、意識のすり替えには時間がかかりますし、難しくなります。
しかし逆に言えば、時間さえかければすり替えられる可能性は高いとも言えます。

ついに催眠状態を初体験!

では、実際にどのようにして催眠状態を作り出すのか?
僕が初めて催眠を体験してみて、どう感じたのか?

このあたりについて書いていきたいと思います。

 

まず、1回の診療にかかる時間は約1時間
この中に問診なども入るので、実質催眠を行なうのは40~50分というところです。

催眠を行なう部屋は、陽がある時ならカーテンを閉め、やや薄暗くします。

空調は、暑くもなく寒くもなくという、一番心地よい状態を作り出してくれます。

音に関しては、無音の場合と、静かにBGM(クラシックなど)を流す場合があります。

催眠を行なう時の姿勢ですが、主に「床に仰向けで寝る」「椅子に座る」のどちらかです。
椅子に座る場合は、自分が一番ゆったりとできるポジションを探してくれます。
背もたれをできるだけ倒す方がいいのか、ちょっとだけ倒すのがいいのか、ほとんど倒さないのがいいのか、など。

ちなみに僕の場合は、最初は床に仰向けで寝た状態で催眠を受けました。

 

こうして姿勢を決めた後は、目をつむり、催眠者の言葉に耳を傾けます。

ここまでは、どこで催眠を受けても同じ流れだと思います。
多少の違いはあっても、大筋では同じでしょう。

ここからは実際の催眠療法に入るわけですが、これについては催眠療法士さんによってある程度手法に違いが出てくるかもしれません。

なので、ここから先は僕の体験を書きます。
僕が実際に受けた催眠療法について、詳しく紹介したいと思います。

「催眠療法士さんによってある程度手法に違いが出てくる」と書きましたが、そんなに大きくは違わないと思いますので、「概ねこんなようなことが行なわれるんだなぁ」と思っていただいて大丈夫だと思います。

 

ということで、続きです。

 

体勢を決め、目をつむり、催眠者さんの言葉に耳を傾けます。
「催眠者さん」と書くと長いので、ここから先は「Kさん」と表記します。

ちなみにこのKさんは、40代中盤くらいのおじさん。
髪にはやや白髪が混じっていて、髪の長さは耳がすっぽり隠れるくらいと比較的長め。
身長は170cmくらいで、太ってもおらず痩せてもおらず、という感じ。
眼鏡をかけた、とても優しそうな顔をしたおじさんです。

まずKさんは、僕をリラックスさせようと、力を抜くための言葉を投げかけてきます。

「両手足が重たくなる」

「両手足がポカポカと暖かくなってくる」

といったような言葉を、静かな口調でゆっくりと。

このあたりは、自律訓練法をやっている方ならお手の物だと思います。
僕も自律訓練法はやっていたので、素直に実行し、リラックスできました。

自律訓練法については、当ブログのこちらの記事をご覧いただければと思います。

 

こうしてリラックスした状態になった後、一旦立ってくれと指示されました。
指示に従って立つと、Kさんは僕の後ろに立ち、「さぁ、あなたは今から後ろに引っ張られます」といったことを、ゆっくりとした静かな口調で語りかけてきました。

言い回しやニュアンスを変え、Kさんは何度も何度も丁寧に「あなたは後ろに引っ張られている。 後ろに倒れそうになる。」といった内容の語りかけを続けます。

しかし、この時は正直全く動きませんでした。

会って初日ということもあり、まだKさんとの信頼関係が出来ていないのもあってか、素直に僕が言葉を飲み込めていなかったのかもしれません。

 

その後も、あぐらをかいて座った状態で後ろに引っ張られる催眠をやったりしましたが、なかなか動かず。

僕は結構なレベルの人見知りなので、そういった部分も影響していたのかもしれません。
動きやすい人は、一発目からガンガン動くみたいなので。

 

そういった催眠を繰り返しつつ、気付けば1時間近く経っていました。
ここまで、僕にあまり動きは出ていません。

Kさんは「最初はこういうことも多いですよ」と言ってくれましたが、なんだか自分がちゃんと出来ていないような気がして落ち込んでしまいました。

一生懸命やってくれているので、Kさんのメンツを保つためにも無理に動いてみようかとも思ったのですが、それをやったのでは意味がありません。

僕はKさんの機嫌を取りに来たわけでもないし、Kさんのメンツを立てる為に来たわけでもないのです。
僕自身のために来ているのです。

なので、どんなに動かなくても、そこは素直に動かないままでいました。

 

そんな中、「それじゃあ最後に」と、違う催眠が始まりました。

「まず、あぐらをかいたまま座り、目をつむって手を合わせてください。」

Kさんはそう言いました。
僕は、素直にそれに従いました。

続けてKさんはこう言いました。

「それでは、その合わせた手を少し離してください。 そうですね・・・ちょうど風船一個分くらい離してください。」

言われるがまま、風船一個分くらい手を離しました。

「では、離したその間に、風船が挟まっていることをイメージしてください。 あなたは今、手に風船を挟んでいます。」

言われるがまま、風船を手に挟んでいるイメージをしました。

「今あなたは、手に風船を挟んでいます。 弾力のある風船を挟んでいます。」

そのまま、Kさんの言葉に耳を傾けます。

「あ! その風船がだんだんとしぼんできました! しぼんできましたよぉ・・・」

不思議と、素直に風船がしぼんでいくイメージができました。

すると、ある程度離れていた僕の両手が、自然と近づいていき、くっつきそうになっていったのです。

Kさんは続けます。

「そうそう・・・ 段々と手と手が近づいてくる・・・ 手と手が自然と動いてくっつきそうになる・・・」

その言葉に吸い寄せられるように、僕の手と手が吸い寄せられ、気付けばペタンとくっつき、最初の手を合わせていた状態に戻ってしまいました。

これが、人生で初めて催眠を体験した瞬間でした。
絶対に自分では意図的に動かしてはいないのに、自然と手が動いたのです。

 

最初は全然動かなかったのに、なぜここへきて催眠状態へ入れたのか?

Kさんが言うには、

 

■面談から合わせての2時間弱で、段々と信頼関係が出来上がったこと

■催眠を行ない続けて、徐々に催眠状態が深くなっていったこと

 

ということらしいです。

確かに、僕もその通りだと思いました。

 

こうして僕は、初日で催眠の片鱗を味わうことができ、この日の催眠療法は終了。

次回の予約をして帰る時に、「今回の内容はあくまで催眠がどういったものかを体験してもらうもので、次回からは本格的に治療をしていきますので」と言われました。

ということで、次回からいよいよ本格的な催眠療法でのパニック障害治療の開始です。

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