【パニック障害体験記④】ついに病名が判明!その名は『パニック障害』

体験記 パニック障害体験記

抗不安薬を知り、一歩前進

過敏性腸症候群は治ったものの、肝心の発作については何もわからず。

けれども、過敏性腸症候群という一つのハードルをクリアしたことに気を良くした僕は、今までよりは外出ができたり大学の授業に出れたりと、多少マシな生活が送れるようになってきました。

いや、過敏性腸症候群が治ったなんていうのは、本当に小さな一要因。
マシな生活が送れるようになってきた一番大きな理由、それは、「抗不安薬」という存在を知ったことした。

「いざという時は、デパスを飲めば不調が改善するんだ!」と思えたことが、前向きに考えられる大きな力となりました。
薬を精神的支柱にしてしまうのはあまり良くないことですが、なんの解決策もなくただ家に引き籠っているよりは遥かに希望が感じられたのです。

 

それまでは、精神系の薬というとごく一部の人しか使わないような特殊な薬、なんならタブーに近いような薬、という間違った先入観がありました。

しかし、近所の町医者で、しかも胃腸科でわりとポップに処方されたことや、知らずに飲んだとはいえその効果を実感したことで、抵抗感のようなものが全く無く抗不安薬を受け入れられたのです。

おそらく、最初から「精神安定剤だよ」と言われていたら、怖がって飲まなかったでしょう。

 

ということで、過敏性腸症候群が治ってからも定期的にデパスはもらいに行ってました。

もちろん、過剰にはもらっていません。
一回行ったら7錠、これ以上はもらいませんでした。
で、一度もらったら後は3~4ヶ月は行きませんでしたし。

そして、どうしても緊張や不安に耐えられない時には、デパスを飲むようにしていました。

しかし、それほど飲む機会は多くなかったです。
薬を持っているというだけで、それがお守りがわりになって安心するんですよね。
大学の授業など、軽い拘束感があるような場所では、「ポケットにはデパスがあるし」と思うだけで自然と気持ちが落ち着きました。

いやぁ、このデパスとの出会いは本当に助かりました!
あの胃腸科の医者があの時デパスを処方してくれなければ、改善が遅れたか、下手したら改善することなく完全なる引き籠り状態になってしまっていたかもしれません・・・

もちろん、安易に精神系の薬を出す医者は良くありません。
しかしあの先生の場合は、抗不安薬のリスクや効率的な使い方などをわかりやすく説明してくれましたし、決して過剰に薬を渡そうともしてきませんでした。
胃腸科の先生とは思えないほど、デパスについてしっかり説明してくれました。。。

こちらの話を聞いてくれる時も、医者独特の高慢さ(←あくまで今までのイメージです)などなく、すごく優しい感じでしたし。
本当に良い人でした。

まあ、この医者は僕をパニック障害だと思ってデパスを出していたわけではなかったのですが。
過敏性腸症候群を発症しないよう、ストレスを防ぐ意味で薬を処方してくれていました。

 

こうして、過敏性腸症候群が治った後は、どうしても調子が悪い時だけ飲む頓服としてデパスを利用した結果、1~2ヶ月ほどでほぼほぼ日常の生活が送れるようになってきました。

休みがちだったバイトも行けるようになりましたし、大学の授業も普通に出れるようになりましたし。

そして、パチスロに関しても・・・・・ある程度回復しました。
ここが発端だっただけに、パチスロを打つことだけはなかなか完全復活しませんでしたが。

「そこは復活しなくてもいいだろ!」というツッコミもありそうですが、この頃は大事な収入源だったので・・・
ちなみに2019年現在のパチスロは、「出玉面への規制」「イベント規制」などでかなり勝つのが難しくなっているようです。

根本的解決のため、発作の原因を調査

デパスという薬を処方されたおかげで、抗不安薬の存在を知った僕。
おかげで、日常生活をわりと普通に送ることができるようになっていました。

もちろん、必要以上にデパスに依存しないよう気をつけながら。
このへんは、医者からも注意を受けたので遵守していました。

 

でも、これですべてが解決したわけではありません。
あの不意にくる発作の原因については、まだ何もわかっていないのですから。

 

時は、大学4年生の後半。

根本的な解決を図るため、僕はある行動に出ます。
それは、「大学のパソコンを使って発作の原因を調べる」こと。

・・・いや、病院へ行く時と同様大げさに聞こえるかもしれませんが、この頃の僕はかなりパソコン音痴でして、一切パソコンのことがわからなったんです・・・
インターネットが何なのかすら不明な状態。。。

ある時、大学の授業の絡みでどうしてもパソコンをいじらなくてはならなくなり、その際に「まずはなんちゃらかんちゃらをダウンロードして・・・」みたいな説明が教授からあったんです。

しかしその意味が全くわからなかったので、誰かにやってもらおうと思い、近くにいた友人に、

「ねぇ、俺らの中で一番ダウンロードが上手い人って誰?」

とか真剣に聞いちゃっていたくらいですから。。。
それくらい、僕のパソコン音痴ぶりはやばかったのです。

そんな僕が、インターネットとやらを駆使して調べようとしているのですから、これは大事件。

 

ある日の夕方、大学のパソコンルームへ行き、空いている席を適当に選んで着席。

ディスプレイの電源をつけると、いきなりブラウザが立ち上がっており、そこにはこの大学の公式HPが表示されていました。
どうやらパソコンの電源は入りっぱなしだった模様。

「ブラウザ」とか普通に書いちゃってますが、この時はもちろんそんな言葉知りません。
「インターネットができるやつ」って呼んでました。

一生懸命ディスプレイを見ながら、どうやって検索すればいいのかを探ります。

「確かヤフーとやらを開けばいいんだよな・・・・・」

そう思い、必死でYahooを探すのですが、どこにも表示されてません。
どうすればYahooに巡り会えるのか、皆目検討がつかずひたすら途方に暮れる僕・・・・・

20~30分ほど頑張るも、未だにYahooと遭遇できず。
嘘かと思われるでしょうが本当の話です。

仕方なく、パソコンルームの受付の人を呼びに行き、「Yahooへ辿り着きたいんですけど」としおらしくお願いしてみました。

受付の人からは軽く「こいつマジか」みたいな顔をされたものの、無事に教えてもらうことができ、ようやくYahooへ到達。

そして、いよいよそこから検索開始。
思いつくままにいろいろと検索ワードを入れていきます。

しかし、検索というのは意外とセンスが必要。
何か重要なキーワードがわかっていればまだしも、何もわからない状態から答えを出すという作業は、当時Webの超初心者だった僕には困難極まる作業でした。
そもそも、検索エンジンのレベルもまだまだチープでしたし。

それでもめげずに、何時間も「検索してはヒットしたページを軒並み読む」という行為を繰り返します。

病名発覚!その名は『パニック障害』

どれくらい時間が経ったでしょうか。

「あれ・・・・・・? これって・・・・・・」

ふと、気になるページを見つけました。
そのページには、「パニック障害」という言葉が何度も登場します。

なんとなく気になり、そのページに関しては今までよりも特に深く読み込む僕。

そして・・・・・・

「こ、この症状って・・・・・・ そっくりそのまま俺じゃん・・・・・」

そうです。
ついに見つけたのです!

僕が『パニック障害』という病気を知ったのは、まさにこの瞬間でした。

 

自分の病気が『パニック障害』だとわかったこの瞬間の率直な感想は、

「やったっっっ!!!! やっとわかったぞっっっ!!! この病気だったんだっっっ!!!」

これでした。
どんな病気であれ、とにかく病気の正体がわかったことが嬉しくて仕方がなかったのです。

今までは、どんな病気なのかすらわからなかったため、というかそもそも病気だったのかすらもわかっていなかったため、不気味で仕方がありませんでした。

病気でもないのにこんな状態ということは、一生このまま為す術がない、ということにもなりますし、病気なら病気で何の病気かわからなければ戦いようもないわけですから。

しかし、病名さえわかってしまえばこっちのもの。
病気ならば、それ相応の対応策があるはず。

こう考えていたため、とにかくこの時は嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

「そうかぁ・・・・ パニック障害っていう病気だったんだぁ・・・・」

今まで抱えていたモヤモヤしたものが一気に晴れ、希望が見えてきたこの日。

病名さえわかればなんとかなる。
戦い方さえわかれば立ち向かえる。

実際この日から、暇があるたびに大学のパソコンルームで病気について調べたり、医者ではないけどこういった病気に詳しい人に会って話を聞いたりする日々を送っていました。

そして、そこで得た知識を生活に適用していき、徐々に徐々にパニック障害を封じ込めていったのです。

薬に頼るだけでは不十分

今まで原因不明の体調不良で生活がままならなくなったことにより、二次的うつ状態まで併発していた僕ですが、いろいろ行動していったおかげで、だんだんと抗不安薬なしでもやっていける日が増えてきました。

ちょっと疎遠になりだしていた彼女とも、また頻繁に会うようになったり、飲み会などにも積極的に参加するようになったり、バイトや大学の授業にも行けるようになったり。

もちろん、そう簡単に完全復活とはなりませんでしたが、日に日に状態が良くなっていくのを実感しました。

 

実際にどんなことをやっていたかというと、「パニック障害を根本的な部分から治す」ための努力をしていました。

そのためには、薬ばっかり飲んでいてはダメ。
薬だけではパニック障害は治せないのですから。

パニック障害を治すために知っておくべき大前提は、下記の3つ。

■どうやら「セロトニン」という脳内物質が大きく関わっているらしいということ。
■セロトニンは歩行・咀嚼・呼吸などのリズム運動によって増えること。
■ストレスもパニック障害に大きく影響すること。

というわけで、まずは定期的にジョギングや腹式呼吸を行なうことにしました。
セロトニンうんぬんだけでなく、健康にも良いことですし。

健全な肉体には健全な精神が宿る。
これは、昔から言われている格言。
というか厳然たる事実。

あとは、ストレスを溜めないように規則正しい生活・バランスの取れた食事を意識しました。
睡眠不足や偏食もストレスの大敵ですので。

もちろん、無理なスケジュールを組んだりせずできるだけのんびりと過ごすことも大事です。

これらのパニック障害対策を全て自己流で編み出し、実行していきました。
中には間違っていたものもあったでしょうが、自分なりに努力してみたこの期間は、決して無駄ではなかったと思っています。

 

ちなみにこのパニック障害。
はっきり言って、薬だけでは治らないと思っています。
風邪同様、薬物治療というのはあくまで対症療法で苦痛を和らげているだけで、根本的な治療ではないので。

あまりに症状が辛いので、一時的に苦痛を和らげるために使う、という点では非常に効果があります。
しかし、薬はパニック障害の原因を根本から潰してくれるわけではありません。
そもそもの原因は、「不安に弱くなってしまった体(脳)」なのですから。

薬を飲むことは構いませんし、むしろ必要な時もあると思いますが、それと併せて日々の生活習慣を見直していき、不安に強い体質を作っていくことが大事なのだと思います。

僕が実際に行なっていた、または調べて知ったパニック障害対策については、こちらのパニック障害克服法・対策法のカテゴリーにまとめてありますので、よろしければ是非ご参考ください。

 

さて、そんなこんなでいよいよ大学4年生は終了。
後半は結構普通に通うことができました。

が、しかし・・・・・・

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